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2020.12.01|研修・会議お役立ち情報
「知らなかった」はNG!会議における席次マナー

会議や打ち合わせにおいて、知らないうちに相手に不快感や不信感を与えているかもしれません。自分は「知らなかった」としても、「知っている」相手からすると無礼だと思われ、今後の関係に影響を及ぼしかねません。そんな失敗をしないためにも、今回は今さら聞けない席次マナーについて詳しく解説していきます。

そもそも席次とは?

席次とは「どの席に誰が座るかという座席の順序」のことを意味します。
席順は年長者や目上の人に対する「敬意」であり、来客者に対する「おもてなしの心」を反映しています。
現在の日本のビジネスシーンでも、職業上の地位や役職・社歴・年齢の順などによって上下関係があり、目上の人が「心地よい席」とされる「上座」に座り、立場が下の人が「お客様を迎える」とされる「下座」へ座ります。
この上座と下座を頭に入れて着席する事が大切です。間違っても「空いている席に好きに座る」などという事態は避けましょう。

上座に座る順番は?

上座は「役職→社歴→年齢」の順に優先されて決まります。
一般的には役職が考慮され、同じ役職であれば社歴、その次に年齢で判断します。

まず覚えたい基本的な席次


「出入口から遠いほど上座」「出入口から近いほど下座」
これが会議室などにおける基本的な席次です。
入り口から近い席は室外の音が耳に入りやすく、人の出入りの度にドアの開閉音も大きく聞こえ、なかなか落ち着ける位置ではありません。形式的に上座・下座と覚えるよりも、「目上の方に心地よく落ち着いて過ごしてもらう」といった視点で考えると、席次の意味が理解しやすくなります。

レイアウト別!上座・下座の覚えかた

会議でのレイアウトごとに、上座と下座は変わります。代表的なパターンをいくつかご紹介します。

議長や進行役がいるコの字型の場合

会議に議長や進行役がいる場合、出入口から一番遠くて全体を見渡せる席に議長・進行役が着席します。そして、議長・進行役に近く出入口から遠い席が上座となり、その向かい側が2番目、3番と4番の席次は1番と2番をそのまま繰り返した位置です。席がもっと増えたとしても、その繰り返しになります。

会議室の机が円形の場合


あまり使い慣れない円形の机での会議の場合、一体どこに座るべきか悩みますが、円卓になっても、先ほどご紹介した基本的な「出入口から一番遠いところが上座」「出入口から一番近いところが下座」というルールは変わりません。そして、上座から見て左側が2番目、右側が3番目、その次からは2番目と3番目と同様に奥から順番に着席します。

円形の机の席次マナーは、お客様との中華料理店での食事会の際にも役立ちます。ぜひ覚えておきましょう。

お客様が参加する会議の席次ルール

ここまでは社内メンバーでの会議や打ち合わせの際の席次ルールをご紹介してきましたが、続いては、社外のお客様が参加するケースでお伝えします。

会議室

来客側が3名、自社側が3名での会議を行う場合、上のような席順で着席します。出入口から遠い方がお客様の列になり、来客側も自社側も中央の席が上座です。

会議室ではなく応接室で会議の場合は?

お客様が参加する会議は、会議室でなく応接室で催されることも多いのではないでしょうか。応接室では、椅子の種類やインテリア、さらには景色によっても上座の場所が変わります。

長椅子がある応接室の場合


一般的に、長椅子と一人掛け用の椅子が設置された応接室が多い傾向にあります。このような場合、基本的には「長椅子が良い席」とされています。上の図のように、来客が3名ならば長椅子の中央が上座となり、その次に出入口から遠い方の席、最後に出入口から近い方の席といった順番になります。上の図では自社側の人数が2名ですが、もしも3名の場合は、来客側と同じく中央が上座となります。

眺望がよく、調度品を楽しめる応接室の場合

応接室によっては、見晴らしの良い景色を望める部屋や、美しい調度品が飾られている部屋もあります。そのようなおもてなしの行き届いた部屋での席順は上の図のようになり、出入口の近くであっても、「景色や調度品をよく眺められる席が上座」です。
出入口から遠い席が上座という基本ルールとは異なり、イレギュラーな席順になるため、注意が必要です。そんなときは「本来でしたら奥にお座りいただきますが、こちらの席からは見晴らしの良い景色をご覧いただけますので、よろしければこちらのお席でも」と、お客様が好きな席を選択しやすくなる一言を添えるなどすれば、おもてなしと捉えられ、気持ちよく打ち合わせに臨めるでしょう。

会議番外編:和室での席次ルールとは?

和室で会議は珍しいかもしれませんが、お客様との会議後の食事会やランチミーティングが和室というシチュエーションはよくあるので、そんな場合に役立つ「和室の席次ルール」をご紹介します。

床の間がない和室の場合

床の間がない和室は、基本の席次ルールと同様で出入口に一番遠い席が上座となり、出入口に一番近い席が下座となります。

床の間がある和室の場合

中央に床の間がある「正式床」、床の間が入口から見て右側にある「本勝手」、その逆の「逆勝手」の3種類が一般的です。3種類のどの場合でも、床の間の前が上座となります。

<本勝手(テーブルの置き方違い)>

床の間の前が上座となり、その次が床脇棚の前、3番目以降は机の向きによって上の図のようになります。机の置き場所が床の間に向かって垂直なのか平行なのかで席順は変わってくるので、覚えておくとスムーズに適応できます。

<正式床>

床の間が部屋の中央に位置する「正式床」の和室では、床の間の前の上座を中心にコの字型で座ります。
このように和室の場合は、基本的に床の間の位置が重要ポイントですが、庭園や美しい景色が眺められるお部屋では、最もよく眺めることができる席に上座を設けるケースも多くあります。

お互いに心地よく過ごせる空間へ

席次ルールを守ることは、「相手に敬意をあらわす」こと。つまりは、思いやりから生まれるものです。案内された相手が「心地よく過ごせる」ことを大切に意識しましょう。会議での席次ルールを把握して、おもてなし上手なビジネスパーソンへ!

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