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従業員のエンゲージメントを高めるには? マネージャーに必須の能力

近年では「従業員エンゲージメントの向上」を目標に、さまざまな取り組みを行う企業が増えています。エンゲージメント向上には、管理職であるマネージャーの尽力が大きなカギとなります。

 

そこで今回は、従業員エンゲージメントの重要性や、マネージャーに必須の能力を紹介。エンゲージメント低下を招くNGな行動や、エンゲージメントを高める方法を解説します。

従業員のエンゲージメントを高める重要性とは?

従業員における「エンゲージメント」とは、企業との「深い関わり」「関係性」という意味をもつ言葉です。端的には「愛着心・愛社精神」とも言い換えられるでしょう。
“エンゲージメントが高い”状態は『会社に愛着を持っている状態』、ということになります。

従業員の会社に対するエンゲージメントは労働環境、やりがい、同一のビジョンによって大きく左右されます。

【エンゲージメントの三要素】
・労働環境
・やりがい
・同一のビジョン

人間には「気に入った人・モノには愛情を注ぎたくなる」という性質があります。
これは対組織においても同じで、自分が属する企業に対し愛着が強いほど、企業へ貢献したくなるのです。

事実、従業員のエンゲージメントが高まると、以下のようなメリットが得られます。

【従業員のエンゲージメントを高めるメリット】
・離職率の低下
・従業員のモチベーションアップにつながる
・組織が活性化する
・生産性が向上し、業績もアップ

従業員は人間であり、それぞれ『心』があります。
住み心地のよい家は手放したくなくなるのと同じく、「働きやすく貢献したくなる会社」には長くいたいと思うようになります。また仕事への意欲が増せば、組織が活性化し、業績アップにもつながりやすくなるでしょう。

こうしたさまざまなメリットから、近年では従業員のエンゲージメント向上に力を入れる企業が増えています。
その際に重要な役割を果たすのが、マネージャーです。

エンゲージメントを高めるのに必須な“マネージャーの能力”とは

マネージャーが部下のエンゲージメントを高めるには、次の4つの能力が必要です。

・組織の目的、方向性を共有する姿勢
・従業員の能力、キャリア開発に協力する姿勢
・的確なフィードバック
・1人ひとりの健康・感情をケアするコミュニケーション能力

それぞれくわしく見ていきましょう。

組織の目的、方向性を共有する姿勢

マネージャーには会社の経営理念や戦略、ビジョンなどを伝える役目があります。そのためには部下を理解し、適切な説明、共有をしなくてはなりません。

部下から見れば信頼している相手からの説明は腹落ちしやすく、徐々に会社への帰属意識を持てるようになります。同時にエンゲージメントも高まっていくでしょう。

従業員の能力、キャリア開発に協力する姿勢

従業員のエンゲージメント向上には、能力やキャリアを伸ばしていくことも必要です。その一助となるのがマネージャー(管理職)の力です。どんな能力を伸ばしていきたいか、どのようなキャリアを歩んでいきたいかを適宜ヒアリングしつつ、適切な教育・アドバイスを行うことで、従業員の育成につながります。

・得意なこと
・目指すキャリアや希望職種
・部下の考え

1on1ミーティングなどを活用しつつ、これらを考慮したサポートを行いましょう。

的確なフィードバック

部下のエンゲージメントは、マネージャーからの仕事に対するフィードバックによっても左右されます。

たとえば「仕事が終わってすぐ、よかった点や改善点を具体的に教えてもらえた」という場合と「フィードバックがなかった(またはかなり遅いタイミングで言われた)」という場合では、おそらく前者のほうが“自分のことを考えてくれている”と捉えられるでしょう。

また具体的なフィードバックを繰り返すことで、部下が自発的に考え、行動し、改善する……といったサイクルが生まれます。これにより仕事へのモチベーションが高まり、結果としてエンゲージメントも向上します。

1人ひとりの健康・感情をケアするコミュニケーション能力

部下の性格や考え方は1人ひとり違います。ときには悩んだり不安になったりすることもあるでしょう。

そうしたタイミングで適切なメンタルケアをしてくれるマネージャーがいると、部下にとっては大きな“心の支え”となります。また適切なケアをしてもらうことで、会社への信頼感・安心感が持てるようになり、安心して働けるようになるのです。

また、部下の心身の変化に気付くためには、日頃から積極的にコミュニケーションを取る必要があります。きめ細やかなマネジメントをする際は、高いコミュニケーション能力も必須です。

こんなマネージャーだと従業員のエンゲージメントは低下する!

エンゲージメントの低下は、従業員個人の考え・志向によっても引き起こされるため、一概に「マネージャーのせい」とは言い切れません。

しかしながら、実際にはマネージャーの言動によってエンゲージメントが低下するケースも多々あります。

・コミュニケーションを取らない
・人事評価が正当ではない
・モチベーションにつながるケアをしない

マネージャーはチームの潤滑油として、率先して部下とコミュニケーションをとる必要があります。コミュニケーション不足のマネージャーがいると、部下たちには「風通しが悪い」「意見を言いたくても言えない」と感じさせることになり、各従業員のチーム意識も薄れてしまいます。そうなればチーム、および会社へのエンゲージメント低下にもつながるでしょう。

また、正しい人事評価が行われない組織についても同様です。「頑張っているのに評価されない」という状況は、著しいエンゲージメントの低下を招きます。マネージャーが正しい評価を行わなければ、従業員には信頼できない会社だと思われてしまうのです。

なお、マネージャーが従業員のモチベーションにつながるケアをしない場合も、従業員のエンゲージメントが低下しやすくなります。マネージャーは企業の方向性、目標を共有しつつ、悩みや不安といった情緒面のケアも同時に行わなくてはならないのです。

従業員のエンゲージメントを高める方法は?

これまで解説してきたことを踏まえて、従業員のエンゲージメントを高める方法をお伝えします。

・企業の理念、ビジョンを常に共有する
・時代錯誤な習慣を変える
・積極的にコミュニケーションを取る(またその環境を作る)
・「支配」ではなく「支援」に回る
・スキルアップの機会を提供する
・公平かつ正当な人事評価の実施
・チームで追い互いに尊重し、助け合う文化を作る
・理想的なワークライフバランス実現のために業務量をコントロール

従業員たちのエンゲージメントを向上させるには、「会社が自分を大事にしてくれている」という意識を持ってもらえる取り組みが必要です。

マネージャーが上記8つの取り組みを行うことで「会社のために貢献したいし、自分も成長できる」と前向きな気持ちで業務に取り組めるようになります。

また、理不尽な会社の規則などは従業員のエンゲージメントがゼロになる一因です。
「上司は良い人だけれど会社そのものは良くない」と思われてしまうと、管理職がいくら頑張ってもエンゲージメントは向上しないでしょう。

慣例的に行っていた“時代にそぐわない規則・習慣”などがある場合は、マネージャーが上に掛け合い、改善していくことも重要です。

マネージャー次第で部下のエンゲージメントは大きく変わる

エンゲージメントは、組織と個人の“方向性”が一致することで大きく高まります。エンゲージメントの高い状態をキープできれば、従業員は自身の望む姿に向かって無限に成長していけるでしょう。

この「エンゲージメント」を高めることこそが、マネージャーの役割です。組織との橋渡し役として、多角的なサポート、ケアを行いつつ、チームのエンゲージメント向上に努めていきましょう。

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