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2023.01.31|研修・会議お役立ち情報
新卒社員の定着率アップにつながる新入社員研修とは?

近年の少子化に伴い、一人でも多くの優秀な新卒を確保しようと採用活動に力を入れる企業が多いなか、新卒社員の定着率に悩みを抱える企業も多いようです。せっかく採用が決まった新卒社員がすぐに辞めてしまうと、採用や教育にかけたコストが無駄になるだけでなく、企業にとって多くの損失が生まれてしまうため、新卒社員の定着率の改善は企業存続のためにも急務の一つだともいえます。

 

そんななかで、新入社員研修の内容・方法は、近年の市場に見合ったもので実施されていますでしょうか?

もし数年の間見直しがされていないようなら、新入社員研修の見直しが定着率アップの近道となるかもしれません。

 

この記事では、新卒社員の定着率改善を試みる人事担当者に向けて、どのような内容・方法で新入社員研修を行うのがよいのかについてご紹介していきます。新入社員研修の重要性や、現代の新卒社員の特徴を踏まえた新入社員研修のあり方、そして取り入れたい研修方法などを今一度確認し、新卒社員が配属後すぐに退職することなく、戦力として活躍できよう、新入社員研修で導いていきましょう。

新入社員研修の重要性

厚生労働省が令和3年10月に公表している「令和2年度における新規学卒就職者の離職状況」によれば、新卒社員の離職率は、学歴別、卒業年別ともに、例年に比べて低下しており、就職後3年以内の離職率は新規高卒就職者が36.9%、新規大卒就職者が31.2%にものぼっています。

参考リンク:厚生労働省報道発表資料(2021年10月)
https://www.mhlw.go.jp/stf/houdou/0000177553_00004.html

せっかく採用が決まった新卒社員がすぐに辞めてしまうと、採用や教育にかけたコストが無駄になるだけでなく、残された同期社員のモチベーション低下、新たな人材確保のための追加コスト、そして人材不足による企業の競争力の低下をも招いてしまいます。

新人社員が配属後すぐに退職してしまう理由としては、「自分に合っていなかった」、「自分の居場所がなかった」、「仕事にやりがいを感じられなかった」など、人間関係の悩みや居心地の悪さ、自分の力が発揮できないことによるモチベーションの低下、などが挙げられます。
しかしこれらは、社会人経験のない新卒社員なら、どの企業に入社しても、起こり得ることです。そのため、新卒社員が配属後に感じやすい、学生目線と社会人の現実とのギャップを、新入社員研修内でしっかりと埋めていくことが、非常に重要だといえます。

現代の新卒社員における特徴

1.叱られ慣れしていない
現代の新卒社員の特徴として、「叱られ慣れしてない」というものがあります。そのため、職場で先輩や上司に注意されたりダメ出しされることを極端に恐れ、自分からの発言を控える指示待ちの印象を周囲に与えたり、困りごとや悩みごとがあっても相談をしないまま、辞めてしまう人が多いようです。

2.賢く要領がいい
必要だと感じた知識の吸収力が高いいっぽうで、不必要だと感じることへは興味を示さずドライな傾向があります。
SNSの浸透に伴う情報収集力が高いこともあり、要領よく一定の仕事をこなす人が多いのも特徴です。

3.働きやすさを重視
少子化で一人っ子の割合が増え、小さいころから何でも買い与えられた経験から物欲が少なく、お金を稼ぎたいというモチベーションが低い傾向があります。その代わり、職場での働きやすさが重視され、職場が合わないと感じたらすぐに辞めてしまう人が多いのも特徴です。

定着率アップに繋がる新入社員研修とは?

リアリティを持たせる

新入社員研修中は学生気分が抜けにくい新卒社員もおり、そういった新卒社員ほど配属後に大きくギャップを感じ、居場所を見失ってしまいがちです。
そのため、新入社員研修中に、できるだけ配属後のリアリティを感じさせることが大切です。
現代の新卒社員は、自分にとって必要だと実感できることへの吸収力は高いため、配属後のイメージが沸けば研修の内容も生きたものとなります。

配属後にすぐに役立つ実務を盛り込む

配属直後、「何をしたらよいかわからない」という状況は、最も新卒社員を不安にかきたてます。
受け身姿勢になりがちな新卒社員だからこそ、配属後に自らすぐに取り組める業務について、新入社員研修中に教えておくことが大切です。配属先の職場で微力でも戦力になっている、という状況が、新卒社員の自信や、職場の仲間とのスムーズな関係性を築くのに、大きく役にたつのです。

仲間意識を植え付ける

多くの新卒社員が、人間関係への不安を抱いています。社内の人間関係でつまずいた際に、相談できる仲間がいれば、退職を食い止めることが出来る可能性も高まります。配属先の上司や先輩には、なかなか相談しにくいため、新入社員研修中に同期入社の社員同士の結束を高め、たとえ配属地が異なっていても連絡が取り合い、励まし合えるような関係を気付いておくことが大切です。
同期同士でライバル意識を持たせて、成長させたいという考えもありますが、現代の新卒にはむしろ仲間意識を持たせる方が重要かもしれません。

また、同期だけでなく、「先輩社員や上司も含めや会社の社員すべてが仲間だ」、という思考も新入社員研修中に植え付けたいものです。
新卒社員にとっては、社会人として活躍する先輩や上司の考えは、容易には理解し難いかもしれません。しかし、新卒社員が悩みを多く抱えやすいのと同様に、先輩社員、管理職、それぞれが多くの悩みを抱えていること、会社の維持・成長に向けてそれぞれの立場で奮闘していること、そしてそれが社員全員の利益に繋がるため、「会社の業務に関わる全員が仲間である」という思考を、ぜひ新入社員研修中に伝えるようにしましょう。

仕事に取り組む原動力を植え付け、主体性を持たせる

多くの会社では、たとえ新入社員であっても言われたことだけをこなすのではなく、また、空気を読んで最低限のことだけをそつなくこなすのではなく、社会人なら主体性をもって仕事をして欲しい、と期待するものです。
しかし、現代の新卒社員にとって、困難に直面した際の心理的なインパクトは、以前よりはるかに大きくなっており、多くの新卒社員は、解決方法を見つけることができずに悩み、自信を損失し、会社で働く目的や意欲を失ってしまいます。

与えられた業務をこなすだけの指示待ち人間に留まらないよう、新入社員研修の間に仕事に意欲的に取り組む原動力を植え付け、主体性を持たせることが大切です。

新入社員研修に取り入れたい研修方法

ビジネスマナーや接客トークはOJTで

現代の新卒社員は、配属後に失敗を侵してダメ出しされることで、自信や意欲を無くしてしまう傾向が強くなっています。
また、研修内容の必要性や有用性を実感できるほうが、より意欲的に取り組むことができるため、社会人としてのビジネスマナーや、接客トークなどは、すぐに業務の中で活かせるように、できるだけOJTに近い形の対面式で行うようにしましょう。そうすることで、一方的な講義や記述式などよりもリアリティを感じることができ、自分ごととして習得しようとするため、研修の内容をすぐに実践で活かせるようになります。
研修で習得したことが配属後にすぐに役立つことで、新卒社員の自信やモチベーションアップにも繋がることでしょう。

また、OJTを始めるまえに、先輩社員が業務にあたっている姿を見せたり、上司との接点を持たせたりすることで、より到達すべきレベルを想像できながら研修に臨むことができるようにもなります。
実務についての実践的なスキルを少しでも新入社員研修にて身に付けさせることで、配属部署にスムーズに馴染むことができるでしょう。

問題解決ディスカッションは同期のつながり強化を意識した方法で

新入社員研修は、同期の仲間が一度に集まる貴重な機会です。新入社員研修内で、同期の仲間意識をできるだけ強めるため、課題に対する解決策をディスカッションする場を与えましょう。
採用試験の流れを受けた研修担当者の評価を意識するものではなく、できるだけ本音を話し合うなかで、学卒社員相互の理解を促進させて、相談できる仲間の存在を認識させることが大切です。

先輩・上司とのコミュニケーションの第一歩を取り入れて

先輩社員や上司への相談は、迷惑をかけてしまうとか、自分の無能さを知られてしまう、などと考えてしまう新卒社員が多いなかで、先輩社員や上司は、何も相談のない新卒社員に対して不安感や付き合いにくさを感じているのではないでしょうか。
学卒社員の思い込みによって、先輩社員や上司との関係性を深めることができず、退社に繋がってしまうのは、非常に残念なことです。
そのため、新入社員研修内において、ビデオメッセージでも良いので、できるだけ先輩社員や上司と接点を設け、相手の期待を感じたり、相手の立場に立って物事を考える時間を設けるようにしましょう。
また、どんなタイミングでコミュニケーションを取ればよいのかについて、具体的に伝えるのもよいでしょう。

1年後の具体的目標を自己決定させよう

配属された学卒社員は、誰しも壁にぶち当たる機会があるものです。
そのような際に、「この先ずっとこの状況が続くのだろう」と感じてしまうことで、早期退社を決意してしまうものです。
それを食い止めるためには、半年後または1年後の具体的な目標を自己決定させることが大切です。自己決定した目標は、やる気を高めるだけでなく、他社決定の5倍ものコミットメントを引き起こします。
目標は、難しすぎず現実的で、かつ自らにとって有益になることを、具体的に立てさせるようにしましょう。そして、どんなに仕事に困難を感じても、その目標を達成することに向けて1年間は頑張ろうとし、個々の目標を同期間で共有するとよいでしょう。

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