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学会とは? 設立の要件と日本の学会の状況や会場選びのポイント

普段の生活において、〇〇学会という言葉をよく見聞きします。もしかしたら、職業柄、学会の定義についてあまり理解しないまま所属している方もいるかもしれません。

現在の日本には、数多くの学会が存在していますが、学会と認められるには、ある一定の要件が求められます。

そこで、学会とは何か、その定義や起源、日本の学会の状況、そして協会との違いについて、詳しく解説いたします。

学会とは? 活動内容や目的

「学会(がっかい,learned society、scholarly society、academic association)」とは、学術の研究を目的として、学者が集まって構成した団体・組織を指し、学会において研究者が研究をした成果の発表や、情報交換などを行ったり、またその成果を機関雑誌などで広く公開したりしています。
学会では、研修者のさまざまな研究成果を迅速に多くの人々に知らしめるという大きな目的があります。また、学問や研究の従事者間において、研究成果の科学的妥当性などについて検討論議したり、研究者同士で交流をしたりする場としての目的もあります。

「学会員」と呼ばれる学会の会員になるには、一般に会費を支払うことで権利を得ることができますが、特定の資格保有者や専門性を有する者のみが学会員になれる学会もあります。学会員には、正会員、名誉会員、賛助会員、団体会員、準会員、学生会員などの区別を設ける場合もあり、それぞれの特典を分けている場合もあります。

「学会発表」では、学問や研究の従事者が研修成果について発表を行ったあと、聴衆会員からの質問時間が設けられます。学会発表が優れていると、研究業績として認められ、大学や研究機関において採用決定や昇格機会への判定の材料となります。
また、学会発表の定員の関係で時間枠が与えられなかった研究者たちは、会場内に研究内容を掲示することで発表に変える(ポスター発表)こともあります。

学会の活動には、会員の研究成果発表を目的とした学会誌の発行もあります。学会誌は、学術刊行物として政府機関から助成金が出ているケースもあります。

学会の起源は中性ルネサンス期のヨーロッパから

学会の起源は、中世 - ルネサンス期のヨーロッパで、保守的な大学に反発した知識人が各々で集まって行った情報交換の場であす。
17世紀の研究者たちは、自然に関する新しい事実を見つけるための実験を行ない、新しい理論を構築することを目指しました。しかしそれは単独では困難であり、可能な限り多くの人が結集して互いが協力して行動することが不可欠でした。

そのためフランシス・ベーコンの考えを引き継いで、個人では行いにくい実験や観測を協力して行ったり情報交換したりすることが始まりました。そして近代的な観測は、定量的な計測とその記録から始まっていきました。

当時の自然研究者たちや実験家たちは、上記のように互いに協力して実験したり、情報を交換したりするためにグループを結成し、それには17世紀にヨーロッパに広く整備され発展した郵便制度が、大きく貢献しました。

そのようなグループは次第に組織化されて学会(アカデミーやソサエティ)となっていき、会員による発見などを発表する場や会報などの定期刊行物の仕組みを整備していきました。これは会報などを通して批評、批判、反論を行う公開の機会を提供し、訂正や情報提供の依頼、研究計画の告知などにも使われました。
こういった公開の議論や告知は発見の剽窃を防止し、発見を秘匿するための研究者の孤立化を防ぎ、ヨーロッパの知的研究の向上に寄与しました。

参考リンク:学会 - Wikipedia

日本における学会のはじまり

日本最初の学術団体としては、1873年(明治6)に森有礼(ありのり)らによって結成された『明六社(めいろくしゃ)』があげられます。翌1874年には、機関誌『明六雑誌』が創刊されました。
また、1875年松本良順(りょうじゅん)ら数十名によって、今日でいう「医学会」と「医師会」とを混合したような団体『東京医学会社』が結成され、同年に機関誌『医学雑誌』が創刊されました。

しかし、専門分野の学術研究のための団体という今日的意味での学会が登場したのは、1877年神田孝平(かんだたかひら)を初代社長とする『東京数学会社』(1884年に『東京数学物理学会』と改称。この学会が、後の『日本数学会』と『日本物理学会』の母体となった)の創立をもって嚆矢(こうし)とします。このことは、自然科学関係の学会のなかで数学部門の学会がもっとも早く開かれたことを告げるものとなりました。

これらの学会に続き、専門学会が次々と創立された。ただし、『法学協会』と『哲学会』以外は、すべて理科系の学会です。
日本が世界に誇ることのできるものに、1880年(明治13)に創立された『日本地震学会』があり、これは世界でも最古の地震学会にあたります。

参考リンク:学会(がっかい)とは? 意味や使い方 - コトバンク (kotobank.jp)

学会の定義とは?

日本において、国が公的学会に指定しているのは、政府の諮問機関である「日本学術会議(科学が文化国家の基礎であるという確信の下、行政、産業及び国民生活へ科学を反映、浸透させることを目的として内閣総理大臣の所轄の下で設立された、人文・社会科学、生命科学、理学・工学の全分野の約87万人の科学者を内外に代表する機関)」の「日本学術会議協力学術研究団体」です。

学会からの申請を日本学術会議が受け、下記の3つの要件を満たす場合に日本学術会議協力学術研究団体として認定します。

1.学術研究の向上発達を図ることを主たる目的とし、かつその目的とする分野における「学術研究団体」として活動しているものであること
2.研究者(人文・社会科学から自然科学までを包含するすべての学術分野において、新たな知識を生み出す活動、あるいは科学的な知識の利用及び活用に従事する者)の自主的な集まりで、研究者自身の運営によるものであること
3.構成員(個人会員)の数が100人以上であること

その他にも、「学術研究団体の連合体」の場合は、3つ以上の「協力学術研究団体」を含むものであることが求められています。
(ただし、連合体に「協力学術研究団体以外の団体」が含まれている場合は、各団体が上記3. 以外の1. および2. の要件を満たしていることが求められます。)

学会には、社団法人化しているものも多いが、学会活動は原則として研究者のボランティアであり、多くの学会では学会役員に就任しても手当の類の支給はされません。

日本の学会の状況

日本学会名鑑によると、2021年現在において公的に認められている学会は2,051団体です。
延べ会員数は約360万人おり、会員数10,000名以上の大規模の学会は61団体存在し、その会員数だけで151万人にものぼります。
また、団体の規模の分布としては、会員数2,000名未満の中小規模団体の数が全団体数の8割以上をしめ、最も多くなっていますが、近年では会員数が現象傾向にあります。それに対して、大規模の学会では会員数が大幅に増え続けているのが特徴です。

分野としては、「臨床医学」分野の学会が最も多く、延べ会員数360万人に対して臨床医学の会員数は120万名超にものぼっています。次いで「医学」分野が20万名超となっています。

参考リンク:学会名鑑|日本学術会議 (scj.go.jp)

協会との違いは?

学会と並んで協会と呼ばれる団体も多いので、学会と協会の違いについても認識しておきましょう。
学会の会員が研究者の集まりであるのに対し、協会にはその必要がなく、また学会誌などの発行や研究成果の発表をする必要もありません。

協会には、「社団法人」「NPO」などといった法人格を取得して、規約や規則をしっかりと定めて、精力的に活動している本格的な協会もありますが、サークルのような任意団体もあります。設立者の理念を共有する仲間が、その想いを普及させていくために活動しています。

・要件を満たす規約、規則があること
・規約、規則にのっとって、実際に運営されていること
の2点が満たされている協会は、ただの「集団」(任意団体)とは区別され、外部の関係者(団体、企業)との信頼関係を高めることができます。

学会発表の会場選びのポイント

学会発表には、静かで落ち着いた環境が適してします。
遠方からの参加者も多いので、アクセスの良さも重要でしょう。

施設内には研修にご利用いただける、大小さまざまな会議室を27室を用意しており、開催規模にあわせて適切な広さを選ぶことができます。
都内主要地からのアクセスが良好にもかかわらず、静かで落ち着いた環境なため、学会発表の開催に適しています。
同じ建物内に宿泊フロアやレストランも完備しているので、開催時間にも制限されにくいのが特徴です。

学会発表の会場選びなら、L stay&grow晴海をぜひご活用下さい。

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